女性鍼灸師向け全身調整の診断と施術法講座 最終回~その1
炎天下の7月5日よもぎ堂にて、女性鍼灸師向けの講座を開催しました。
5日間連続講座の最終回になります。
前半は、全身調整の診断と施術法
はりきゅう 森の風の倉田が担当しました。
診断法についての座学から
診断法実技
交代でモデルになりながら、診断の実技を行います。
鍼を刺さずに行う全身調整の実技
正しく行うと、ウトウトとしてくる方も多い気持ちの良い方法です。
冷えからの諸症状に対応する経筋療法
冷えや熱がカラダに入るとき、一番最初に反応するのが経筋。
冷えの場合は、「痺」といって引きつり痛みが起こります。
熱の場合は、「痿」なえる、ゆるむ。
実際の臨床では、おもに冷えからの症状が多いです。
痛みや引きつりの他に、膀胱炎や咳も、この経筋の証がからんでいることがあります。
経筋の診断法。
どの経筋に反応があるかを決めます。
施術に使うのは、温鍼。
経脈への施術に使うよりも少し高めの温度で施術します。
施術後に、経筋の反応が取れているかを確認。
残っている場合は、温鍼を追加します。
これで、倉田担当の
- 寒痺に対応する経筋療法
- 経脈の病に対する経脈療法
- 臓腑の病に対する経別療法
- 経脈と補い合う奇経療法
これらの基礎から実践までをお伝えしたことになります。
後半は、よもぎ堂で実際に行っている不妊鍼灸をお伝えしました。
大塚でした。^_^