タバコは妊活にとって百害あって一利なし、禁煙必須です
妊活中で喫煙されている方には、
禁煙を強くおすすめしています。

喫煙は、さまざまな疾患のリスクを高めることが知られています。
喫煙によって起こりうる疾患 | リスクの増加 |
肺癌 | 99% |
呼吸器疾患 | 99% |
心臓病 | 96% |
流産 | 39% |
骨粗鬆症 | 30% |
子宮外妊娠 | 27% |
不妊 | 22% |
早期閉経 | 17% |
参照(ASRM 喫煙と不妊 Fertil Steril 2018 )
癌などのリスクを高めるほかに、不妊への影響が大きいことがわかっています。
ここで、アメリカの生殖医学会が2018年に出しているオフィシャルコメントをご紹介したいと思います。
米国生殖医学会のオフィシャルコメント
https://www.asrm.org/globalassets/asrm/asrm-content/news-and-publications/practice-guidelines/for-non-members/smoking_and_infertility.pdf
をGoogle先生の力で翻訳してみました。
喫煙は、
・妊娠するまでの期間を長引かせます。
・閉経が1から4年早まります。
また、卵巣予備能を低下させます。
(卵胞の数を減らす、生殖機能を下げる)
・精液・精子の質を下げます。
それは、タバコの本数と相関しています。
・染色体、DNAを損なうリスクがたかまります。
・流産のリスクも高まり、胎児の成長を邪魔します。
・子宮外妊娠のリスクが高まります。
・体外受精での妊娠に、喫煙者は非喫煙者の2倍かかります。
・受動喫煙は、喫煙者と同等のリスクがある。
・禁煙治療は妊活中も有効。
もう、禁煙するしかないですね。
僕は、一度もタバコを吸ったことがないので
禁煙の辛さはわからないですが個人差はあるものも、
辛いそうです。
思い立ったが吉日。
禁煙外来の受診をおすすめします。