いい食事、悪い食事!?不妊と食事の関係とは?
よもぎ堂で不妊鍼灸を受けられている患者さんから
「(不妊の解消に)どんな食事をしたらいいですか?」
と聞かれることがよくあります。
そんな、疑問を持たれる方は多いと思います。
一言で言ってしまうと、
和食中心、それも40年前の
ということになります。
※写真は、堺筋本町にあった定食屋さんの日替わりの定食。
この日はおそらく『鰆の柚子みそ焼き』
今は移転してカレー専門店になってしまったので幻の味です。
「40年前の食事」が妊娠しやすいカラダをつくる?
カラダはあなたが食べたもので出来ている。
当たり前といえば当たり前ですね。
食事の質が、あなたのカラダ、
卵子や子宮の質を決めるといってもいいでしょう。
それでは、どんな食事やったらいいと思いますか?
「その国の伝統的な家庭料理がいちばん!」
と、僕はいつもお伝えしていますね。
いわゆる「和食」
それも、少し前の和食がいいのです。
ここに興味深い研究があります。
1975年型の食事を4週間食べ続けた結果
東北大学の研究家グループがおこなった実験で
食べ続けた40年前(1975年型)の食事はいわゆる
一汁三菜スタイル。
その特徴は、
・主菜と副菜を合わせて、3品以上
・さまざまな食材を少しずつ使う
・「煮る」「蒸す」「生」が多く、「揚げる」「炒める」は少ない
・食材は、大豆、野菜、海藻、キノコ、果物、魚介、緑茶を積極的に摂取
・調味料は、出汁や醤油、味噌、みりんなどの発行系調味料が多い
というもの。
この食事を1日3食4週間、食べ続けるという実験です。
4週間後、健康診断を行ったところ、実験前よりも
・BMI(肥満度を表す数値)や体重が減少
・悪玉コレステロールが減少し、善玉コレステロールは増加
・ヘモグロビンA1cが減少
・ストレスが軽減
・運動能力が向上
という結果になりました。
参照 HAZARD LAB「40年前の食事」4週間食べ続けたらどうなる?東北大学が実験 http://sp.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/7/17118.html |
1975年型の食事と不妊症の関係
1975年型の和食を食べるようにすると
・血糖値の急な上下が起こりにくい
・ホルモンバランスの乱れにかかわる油脂のとりすぎがない
・「カス」(食物繊維)が多いので排泄がうまくいきやすい
カラダになっていきます。
不妊の一因と言われる、血糖値、ホルモンバランスのバランスがとれるということです。
今から40年前、1975年あたりは、ちょうど第二次ベビーブームが終わったあたり。
そのころのカラダを作る食事といえますね。
まとめ~妊娠しやすいカラダをつくるの食事
1.和食、特に1975年型の一汁三菜スタイル
季節の旬の食材で、海の幸、山の幸をさまざま組み合わせ、
「煮る・蒸す・生」の調理法でシンプルな味付け
の食事を意識して取り入れるようにする。
2.毎食または、一日三食の食事でバランスよく食べられない場合
一週間の中で、不足しているものをとるようにする。
例、平日に野菜や魚介類、豆類が取れない場合は、週末に積極的にとるようにする。
3.食事は薬ではないのでバランスを取り入れつつ、罪悪感を持たないでたべる
これらのことを頭に置きつつ、バランスを取り入れつつ、楽しみながら食べるようにしてみましょう。
大塚でした。^_^