女性疾患の一症例(肩背部痛と乳房の張り)
不妊鍼灸よもぎ堂には、不妊症に悩む方だけでなく身体のメンテナンス目的で施術を受けられる方もいらっしゃいます。
そんな女性の体のバランスの乱れ・経脈の歪みを、IPコードと言う器具で調整した一症例です。
●女性疾患の一症例(肩背部痛と乳房の張り)
40代女性
いつもは、顎関節症(テンプレート試用中)、左頚肩の凝り感を中心にあれやこれやと不定愁訴を訴え、月に二回程度来院
本日はいつもと違う症状
両肩背部痛、両乳房(乳腺)の張りを訴えて来院
3日程前から、肩の症状が起こり、その後、両胸の張り、しこり、圧痛が気になり来院
「生理前なので、張ってきているのかも」
とのこと
両乳房C領域にしこり、圧痛(+)、同部位でst。
両肩上部から、肩甲骨周囲にかけてst(右>左)
見ていくと、肩甲骨回りの筋肉の張りとも関係あり
掌診では、右上焦最もst
経脈は、脾経脈の虚
腹診では、胃、脾の診断部でst
診ていくと、ストレスがらみ。
「胃の調子が悪い?」
「悪いです」
「ストレスたまってる?」
「たまりまくってます」
施術~右脾メイン肺サブでの経脈療法を行う
適応側は右、右脾原穴に紙包磁石をあて、N極でst→smを確認
右脾絡穴(+)― 左大腸絡穴(-)
左胃原穴(+)― 右肺原穴(-)
この結び方で、切り替え式IPをつなぎ、足元に遠赤外線
8分後、まどろみ中に確認し、IP終了
座位にて、脊柱をFT。th4にst
岸膀に置鍼し、岸膀と督脈、帯脈にそれぞれ迎随で温鍼し、
肩周りの症状も取れ、乳房も痛まないとのことで、施術終了
鍼治療前後、乳房の張りを触り比べてもらいました
「乳腺の張りがとれ、柔らかくなり、触っても痛くない!!」
とのことでした。
不妊鍼灸と同じく全身調整プラス脊柱の調整、局所の調整での施術。
東洋医学的な診断で身体の歪みをしっかりと捉えることで良い施術ができます。
大塚でした。^_^