妻の鼻炎への鍼灸施術
週末に、うちの奥さんが風邪を引いたみたいというので診てみると、どうも鼻の調子が悪そう。
よもぎ堂 「鼻が落ちて、咳が出やすいみたいやわ」
よもぎ妻 「そうそう!そんな感じ!!」
というわけで、施術しましょう。
(正確には、こんなやりとりをすっかり忘れて、みんな寝静まったリビングで、缶ビールな私…むっくりと起きてきた奥さんの施術をしましょう…)
不妊鍼灸よもぎ堂の施術では、まず、FT(フィンガーテスト)という方法で、からだの問題の起こっている場所をチェック。
問題を起こしている経脈をとらえます。
そうして、その患部を調整する経脈(ややこしいですね)を決めて、施術をしていきます。
僕の不妊鍼灸を受けられたことのある方は、左手をもぞもぞ動かしていたあれが、フィンガーテストです。
患部では、右の鼻翼の上外方がst(ステッキー)といって、病んでいる箇所。
問題を起こしている経脈は、右の胃経。
エネルギー(気)の状態は実
(オーバー、過多。逆にアンダー、不足の場合を虚といいます)
今回は、右の胃経別を使って施術します。
使うのは、切り替え式のIP(イオンパンピングコード)
一方向に気が流れるようになっているコードで調整します。
はりを刺さずに、ツボ同士に貼り付けた施術をします。
右の胃経の原穴、絡穴~右承泣穴をIPコードでつなぎ、患部の反応と経脈の反応が消えるのを確認して、そのまま15分。
ついでに、あらかじめ確認していた頭の反応点(上星穴あたり)に0番5分針を切皮程度で置鍼。
施術を開始するとスヤスヤとそのまま寝てしまった妻。
15分経ったところで、反応が消えたのを確認したので調整終了。
最後に患部を囲うように点状に温鍼をして、のどにもぐさを丸めて和紙のテープで貼り付けて終了しました。
ちなみに、のどに貼ったもぐさは咳止めです。
翌朝、状態を確認すると、stほぼ消失。本人に確認すると、
「鼻の奥が楽になったわ。」とのこと。
聞けば、のこり一割くらいだそう。
もちろん、今回のケースのように一回で…というケースはまれかもしれません。
不妊症や慢性の症状、体質改善的な目的では、定期的な施術が必要になります。
はりきゅう よもぎ堂 大塚彰司